明治大学山岳部の戦後の海外遠征は、学術調査と一体の形で始まりました。1960(昭和35)年のアラスカ、1965(昭和40)年のネパールでは、山岳部長の渡辺操先生が「学術調査」の名を冠することで、大学の助成や外貨の取得に道を開きました。
地理学が専門の小疇尚先生が部長になると、高山地形や寒冷地形を調べる学術隊(班)が何度も遠征に同行し、ヒマラヤでフィールドワークを重ねました。このページでは、学術調査隊の記録と、研究や調査の道に進んだOBたちの記事を紹介します。
目次
遠征に同行した学術調査隊
学術調査は登山の記録の枠外に置かれがちですが、未知の領域へのフィールドワークと考えれば、登山と変わらない活動です。1980年の日本冬期エベレスト登山隊では、隊長の植村直己が「冬のエベレストでなければできない学術調査」を発案し、高所医学と氷河調査の学術班が同行しました。
まとめ1960年〜海外登山隊に同行した学術調査隊の記録アラスカからアンナプルナまで、学術調査隊(班)の足跡をたどる入口の記事。
学術調査1960年アラスカ地域総合学術調査団(1960) – 明治大学創立80周年記念創立80周年記念。先史文化、民族、氷河地形を調べたアラスカ地域総合学術調査団。
学術調査1965年明治大学ネパール・ヒマラヤ学術調査隊(1965)ゴジュンバ・カン遠征を支えた「明治大学ネパール・ヒマラヤ学術調査委員会」。
学術調査1980年日本冬期エベレスト登山隊 学術班 (1980)冬のエベレストで雪氷・氷河地形、高所医学、気象を調査した学術班。
学術調査1991年明治大学チョモランマ峰遠征隊 学術班(1991) – 明治大学創立110周年記念調査の空白地域だったチョモランマ東面、カンシュン氷河周辺の氷河地形調査。
学術調査2001年明治大学ガッシャーブルムⅠ・Ⅱ峰登山隊 学術隊(2001) – 明治大学創立120周年・山岳部創部80周年記念フンザ周辺で、暮らしと農業の変化、自然環境の変化を調べた学術隊。
学術調査2002年明治大学ローツェ登山隊 学術隊 – 明治大学創立120周年・山岳部創部80周年記念クーンブ地域の景観とエコツーリズム、アンナプルナ周辺の自然と社会の変貌。
学術調査2003年明治大学アンナプルナⅠ峰登山隊 学術隊(2003) – 明治大学創立120周年・山岳部創部80周年記念アンナプルナ山域の地形と氷河、周辺地域の暮らしの変化を調べた春隊と夏隊。
研究と調査に生きたOBたち
山岳部での経験を、研究や調査に生かしたOBも少なくありません。氷河地形や山の地形の研究、北極圏での観測と採集、雪男の探索、ネパールやチベットでの独自調査、そして故郷の民俗調査。それぞれのテーマに打ち込んだ先輩たちの姿を紹介します。
人物岡澤修一(昭和47年卒)- 氷河地形の調査に捧げた生涯氷河地形の調査に生涯を捧げた岡澤修一(昭和47年卒)。
人物原田暁之(平成2年卒)- 山の地形研究を通じパイオニアワークを実践山の地形研究を通じてパイオニアワークを実践した原田暁之(平成2年卒)。
人物小久保 裕介(平成18年卒)- 山岳部での経験が結実した氷河研究山岳部での経験が氷河研究に結実した小久保裕介(平成18年卒)。
人物森 章一(平成10年卒)- 夢を夢で終わらせない南極への想い南極への想いを夢で終わらせなかった森章一(平成10年卒)。
人物1978年植村直己(昭和39年卒)- 単独行の北極圏で観測と採集に尽力北極点とグリーンランドの単独行で、氷雪のサンプル採集に尽力した植村直己(昭和39年卒)。
人物大塚博美(昭和23年卒)- 雪男探索に執念を燃やしたヒマラヤニスト雪男の探索に執念を燃やしたヒマラヤニスト、大塚博美(昭和23年卒)。
人物根深 誠(昭和45年卒)- ネパールとチベットで独自調査と事業の数々ネパールとチベットで独自の調査と事業を重ねた根深誠(昭和45年卒)。
人物高橋文太郎(昭和2年卒)- 習俗や伝承を調べた孤高の民俗学者習俗や伝承を調べた孤高の民俗学者、高橋文太郎(昭和2年卒)。
人物森谷周野(昭和14年卒)- ふるさとの民俗調査に捧げた国鉄マンふるさとの民俗調査に打ち込んだ国鉄マン、森谷周野(昭和14年卒)。
研究者でもあった部長先生
学術調査を支えたのは、研究者でもある部長先生たちでした。
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現役の明治大学体育会山岳部の活動は、学生が運営する公式サイトでご覧いただけます。




















