特別企画展の案内:「植村直己・わが青春の山岳部」

明治大学山岳部&炉辺会 – 登山以外の活動史まとめ

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 それぞれの想いや期待に胸ふくらませ明治大学山岳部に入部した学生は、この100年で400人を超える。自ら鍛え上げるため、また登攀技術を磨くため厳しい自然の中で、山の頂をめざし登山に専念する一方、山の奥深さに魅了
され、さまざまな分野に足跡を残したOBが数多くいる。こうした先人たちは、それぞれのパフォーマンスを発揮しながら、己のテーマやライフワークに向かって邁進していった。

 こうした活動は、華々しい登山や海外遠征などの表舞台には登場しない。しかしある意味、山岳部100年の側面史とも言える。それは清新な活動記録であり、先人の生き方そのものである。そこに明大山岳部らしい骨太の一途
な想いと、体当たりで向き合う心根が宿っているように思えてならない。登山活動とは一線を画すが、それぞれのライフワークに挑んだ彼らの旺盛な活動に耳を澄ませば、先人たちの鼓動や息遣いが聞こえてくる。

目次

民俗学の探求

研究および調査

自然保護活動

 数多い明大山岳部出身者の中に、故郷に帰って自然保護運動に身を投じた炉辺会員が 2 人いる。1人は屋久島の自然を守ろうと奔走した赤星昌、もう 1人は雄大な白神山地を守るべく、林道建設に反対運動を起こした根深誠である。赤星は九州の鹿児島出身、根深は東北の青森出身と、日本列島の南と北で「屋久杉」と「ブナ」という、それぞれ故郷の自然林の保護に立ち上がった。ここに、自然を保護する運動に傾注した 2 人の功績を書き留める。

絵画制作

山岳映像制作

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