白馬岳から唐松岳へ積雪期初縦走(1930)

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 時代が昭和になると、北アルプスにおける積雪期の初登頂時代は幕を閉じ、バリエーション・ルートからの登頂や積雪期縦走が展開される。そこで積雪期の縦走や横断に各大学山岳部は鎬を削った。

 明大山岳部でも1928(昭和 3 )年ごろから、白馬岳から唐松岳までの積雪期および厳冬期の縦走が計画され、29年 1 月、交野武一、赤星昌と人夫の櫻井が向かったが、強風雪のため白馬の県営小屋で引き返す。

 翌30(昭和 5 )年 1 月、今度は交野、赤星、宍戸文太郎、白石義夫に人夫の丸山信忠を加えた一行が再度挑んだが、このときも冬山特有の強風雪に見舞われ、県営小屋で引き返さざるを得なかった。意を決した交野と宍戸は、 3 度目の縦走を決行するに至った。

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登山概要

登山期間1930( 昭和 5 ) 年 3 月17日~ 26日〈実動 5 日、停滞 5 日、計 10日間〉
メンバー交野武一、宍戸文太郎、岩崎厳  以上 3 名
人夫=丸山信忠(細野)
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